▼提示施設
 県立広島病院 放射線科 
  山砥茂也、沖本智昭、鶴留貴子、今福義博、門前芳夫、木村昭二郎

  ▼性/年齢
 54歳 女性

  ▼主 訴 
 胸痛

  ▼臨床経過   H15年1月に胸痛を自覚し近医受診、胸部単純X線写真にて両側気胸を指摘され入院した。両胸腔トロッカー挿入し、CT撮像したところ、気胸は改善され、右側優位に胸水貯留を認めた。胸膜癒着術を施行したが、CT上、被包化された胸水が増量し、胸腔鏡視下にて癒着胸膜の剥離、被包化胸水の除去が行われた。その後は胸水貯留なく軽快退院した。この際、画像診断・胸水細胞診に悪性所見は見られなかった。

 経過良好であったが、5月に呼吸困難生じ、再入院となった。CT上は両肺野に嚢胞性変化、スリガラス影、索状影が見られた。KL-6上昇もあり、間質性肺炎疑われステロイド治療が行われたが、病態は増悪した。


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