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■ キー画像
【CT像】
単純
造影早期相
造影後期相

【MRI像】
T1WI
T2WI
造影T1WI

【血管造影/Angio像】
上副腎動脈
中副腎動脈
左腎動脈

■ 画像所見
  • 胸部X-P:右中肺野に5mmの境界明瞭なnoduleを認める。
  • US:左上腹部に境界明瞭なmassを認め、内部は不均一なモザイクパターンで、内部に2条の栄養血管を認めた。
  • CT:単純CTでは左腎上部に境界明瞭な約12cmのmassを認め、内部に点状石灰化を伴っていた。造影CTでは辺縁より緩徐に造影され、内部は造影されない部分があった。左副腎は同定できなかった。肝S6末梢に単純CTで約2cmの境界明瞭なlow density massを認め、造影CTでは軽度造影効果を認めた。
  • MRI:massはT2WIでは内部に高信号域を伴った不均一な軽度高信号を示し、T1WIでは低信号で、造影では内部に造影効果は認めず、辺縁部に造影効果を認めた。内部は壊死性変化を伴っていると考えられた。肝S6のmassの信号変化は腎上部のmassと同様の信号変化を呈していた。
  • Angio :左上、中、下副腎動脈からfeederを受けるtumor stainを認めた。腹腔動脈、上、下腸管膜動脈造影では明らかな異常を認めなかった。

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