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■ キー画像
図1)単純CT
図2)MRI (T1強調画像)

図3)MRI (T2強調画像)
図4)造影MRI(T1強調画像)

  1. 単純CT:左小脳橋角部に、境界明瞭な高吸収腫瘤を認める。
  2. MRI (T1強調画像):腫瘤はT1強調画像で高信号を呈する。
  3. MRI (T2強調画像):T2強調画像では境界明瞭な低信号腫瘤として描出される。
  4. 造影MRI(T1強調画像):造影前のT1強調画像でも高信号を呈しており、造影効果については言及し難い。

■ 画像所見
  • CT:単純CT(図1)では,左小脳橋角部に境界明瞭、高吸収な脳実質外腫瘤を認める。明らかな石灰化はなく、接した骨に硬化性変化は認めない。
  • MRI:左小脳橋角部にT1強調画像(図2)で高信号、T2強調画像(図3)では低信号を呈する腫瘤を認める。
  • 造影MRI (図4)が施行されたが、T1強調画像にて高信号を呈している腫瘤の造影効果に対する評価は困難であった( subtraction が有用であったと思われるが、本症例呈示時、フィルムのみの保管ですでに元データはなかったため、評価できなかった )。

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