■ 病理所見 |
Malignant osteoclastic giant cell tumor of duodenum, papilla Vater, resected
肉眼的に膵に見える部分を標本にしたが線維化のみで、病変の主体は十二指腸に存在する。十二指腸には異型的な核を持つ紡錘形細胞やbizarreな核を持つ多核巨細胞、比較的均一な核を持つ破骨型の巨細胞が密に混在し、mitosisを伴います。
免疫染色にてこれらはCK7(-), CK20(-), 34βE12(-), CAM5.2(-), vimentin(+), S100(-), actin(+/-), c-kit(+/-), CD68(+)であり、上皮への分化は見出せない。
pleomorphic MFHと呼ぶよりも近似の症例が多数報告されていることから、上記の診断名の方が病態を反映していると考えられる。太い血管内への侵入を認めます。 |