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■ キー画像
腹部超音波検査
上部消化管内視鏡

CT画像
早期動脈相
後期動脈相
平衡相

CT画像(再構成)
矢状断
冠状断

上部消化管造影
PET-CT
■ 画像所見
  • 【腹部エコー】膵頭部に境界明瞭な約8x6cmのtumorが認められる。内部はレンコンの輪切り様で,線状の隔壁を伴う壊死と思われる低エコー域あり。ドップラーでは病変部の血流は乏しく、周囲の血管の圧排像が見られる。US上は膵頭部腫瘤。通常型膵癌は考えにくく、sarcoma様。

  • 【内視鏡】十二指腸下行脚入口部 膵臓側に比較的柔らかい易出血性の腫瘍を認め、一部潰瘍形成している。乳頭部には著変見られず。胃底部にはMALToma病変と思われる浅い陥凹が見られる。

  • 【CT】膵頭部と十二指腸下行脚の間に6cm強のtumor---どちらが原発かは不明。内部は嚢胞成分と充実成分が混在しており、充実部分には比較的強い増強効果がある。主膵管は背側に圧排され、尾側の膵管は軽度拡張している。上腸間膜静脈〜門脈本幹は圧排され、門脈のcavernous transformation、SR-shuntを呈している。

  • 【胃透視画像】十二指腸2nd portionには上十二指腸角直後から約7cm長にわたる表面不正な隆起が認められる。

  • 【PET/CT】PET/CTでは膵頭部の病変は中心部分はcysticで、主に辺縁部分に淡い集積亢進あり(SUVmax4.2程度)。

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