■ 画像所見 |
- 【図-1】腹部超音波
肝S4を中心とし右葉に浸潤する被膜様構造を有する腫瘍を認める。
- 【図-2】単純CT(左上)、造影CT 動脈相(右上)、門脈相(左下)、静脈相(右下)
肝門部を中心に両葉を占拠する約13cmの辺縁不整の腫瘤を認める。単純で周囲肝実質より低吸収を示し辺縁から濃染し、静脈相では造影効果の遷延を認める。腫瘤内部に門脈や肝静脈が貫通している。肝内胆管は軽度拡張している。(尚、有意なサイズのリンパ節腫大や遠隔転移は認められなかった。骨盤内に少量の腹水貯留を認めた。)
- 【図-3】MRI T1強調画像(in phase)(左上)、T1強調画像(out of phase)(中上)、T2強調画像(右上)、拡散強調画像(中下)、SPIO投与後T2強調画像(右下)
腫瘤はT1強調画像で低信号、T2強調画像で高信号、拡散強調画像で高信号を示す。
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