■ 画像所見 |
【図1a-c 発症時頭部CT】右前頭葉に脳出血が認められ、脳室穿破を伴っていた。脳表やシルビウス裂にも血腫が認められ、くも膜下出血も合併していた。
【図2a-e 発症後1週間 頭部MRI, MRA(a:T1強調画像, b:T2強調画像, c:FLAIR,d:T2*画像, e:MRA)】右前頭葉に亜急性期の脳出血が認められる。MRAでは、両側内頸動脈のサイフォン部から両側前・中大脳動脈の起始部、両側後大脳動脈の一部が描出不良となっており、狭窄が疑われる。明らかな動脈瘤は認められない。
【図3a, b 発症後2週間 頭部血管造影(a:右内頸動脈造影, b:左内頸動脈造影)】両側内頸動脈(C2)や前大脳動脈(A1)に狭窄が認められるが、この1週間前のMRAと比し、狭窄が軽度となっている。明らかな動脈瘤は認められない。
【図4 発症後2か月 頭部MRA】 発症後1週間のMRAで認められた脳血管の狭小化はほぼ消失している。
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