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広島大学病院 3TMRI
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MRI(MR Imaging:磁気共鳴画像)とは、X線を使うことなく強い磁場と電波を用い体の内部の状態を検査する方法です。骨に邪魔されずコントラストの良い画像が得られ、また様々な角度の断面をとることができます。体の断面が鮮明にうつしだされますので、病気の診断に大変役立ちます。特に脳や脊髄、脊椎、関節、子宮、前立腺などの疾患の評価に重要な役割を果たします。 MRアンギオグラフィーという方法を使って体の中の血管をうつしだすこともできます。最近では急性期脳梗塞の診断に役立つ拡散強調画像の他、体内の代謝物質を評価するMRスペクトロスコピーや神経細胞の興奮状態を調べる脳機能画像も臨床に応用されています。
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膿瘍と錐体路(神経路)の位置関係を描出したMR画像。
矢頭は脳膿瘍矢印は拡散テンソル像を用いて描出した錐体路 |
MRIはX線を使っていませんので被曝の心配はありませんが、とても強い磁場の中で検査を行うため、金属に関する特別な注意が必要です。心臓ペースメーカーや人工内耳を身につけている方は検査が行えません。また脳動脈クリップなどその他の体内金属についても危険な場合があります。
検査を受けられる患者様で体の中に金属がある方は必ず申し出てください。
検査時間は撮影部位などによっても異なりますが、20分〜40分程度です。
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